クルージングをしながら海から見る東京の夜景はとても綺麗なものですね。
いつもは見慣れている夜景でも冬はいつもより綺麗に見えます。なぜ綺麗に見えるのか疑問に思い調べてみました。

お台場

澄んで見えるのは大きく3つの理由があります

①空気の透明度
仰る通り、夏より冬の方が空気が乾燥しているって言いますよね。
暑い時は川や池、普通の地面からも蒸気が発生しやすくなります。
また、氷水にはなかなか溶けないインスタントコーヒーも熱いお湯にはすぐに溶けるように、気温が高い時は空気中に含むことが出来る水蒸気の量が多くなります。
逆に気温が下がれば、空気中の水蒸気は少なくなり、その結果、空気の透明度が高くなります。

②空の暗さ
夏は夜の8時でも、まだほのかに明るく、朝の4時にはボンヤリ明るくなりますよね。冬は5時にはもう暗く、朝は7時でもまだ薄暗い。
これを太陽の『残照』と言いますが、夏と冬では夜空の暗さが違うんです。
当然、暗い方が星はきれいに見えます。

③明るい星の数
星の明るさを『○等星』と表すことはご承知の通りです。また、『季節の星座』ってのもありますよね。
そんな中で1等星以上は全部で21個あり、その内日本から見えるのは15個、
春の星座:3
夏の星座:4
秋の星座:1
冬の星座:7です。

2等星は67個ですが、その季節毎のデータを持ち合わせてなくて申し訳ありません。ただ2等星は割りと北の空に多く、季節にあまり関係しないので、1等星の分布の方が影響は大きいかも知れません。

なるほど。。これで綺麗に見える謎が解けました。皆さんも是非船から見る東京の夜景をお楽しみくださいね。
この写真は先日船から撮ったものです。この角度からのレインボーブリッジカラーはなかなか見れませんよ。
是非新年会にもご利用くださいませ!